【MojoLens】世界最小!コンタクトレンズ型ARディスプレイ

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シリコンバレーのベンチャー企業Mojo Vision社が開発を進めているコンタクトレンズ型ARデバイス「MojoLens」
0.48ミリという世界最小のマイクロディスプレイの開発に成功し、網膜に投影する技術との併用によって、世界初のコンタクトレンズ型ARディスプレイが誕生しました。

Mojo lens

コンピューターによって現実世界にオブジェクトやテキストなどを拡張する「AR」の研究や応用は近年盛んに行われていますが、これを実際に利用するには重さ450gもするヘッドマウントディスプレイを装着する必要がありました。

MojoVisionが開発した「Mojo Lens」はコンタクトレンズにディスプレイやバッテリーを搭載した世界最小のARディスプレイ。
ヘッドマウントディスプレイに比べ装着中のストレスが少なく、よりウェアラブルなデバイスとして活用が期待されます。

レンズの仕組み

最大の特徴である同社が開発したマイクロディスプレイは、直径0.48ミリと世界最小サイズを実現し、解像度は14000dpiで消費電力はLCD(液晶)にくらべ10分の1ほどと、ウェアラブルデバイスに最適な設計となっています。

その他に、マイクロディスプレイ、ARMベースのシングルコアプロセッサ、マイクロバッテリーがベースとなるコンタクトレンズに搭載されています。
装着方法に関しては通常のコンタクトレンズと全く同じで、目薬にも対応しているのため安心して長時間の装着が可能です。

安全性についてFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けている最中で、
現在は認可を受けるための実証実験を行なっているそうです。

詳しい製造方法や、技術については企業秘密とのこと。

投影イメージ

Image:MOJO Vision

「MojoLens」は光の焦点を調整し、ディスプレイに映る映像を網膜の一部である中心窩に送ることで脳に映像を認識させます。
この方法で投影すると、視力の弱い人や白内障の人でも映像を認識することができるとか。
※中心窩とは視神経の根元に近い場所に位置し、非常に多くの光受容体が存在する。
<画像>

今後のアップデート

現在はレンズ自体にバッテリーを搭載し、AirPodsのようにケースで充電する方法によって電源供給を行なっています。
今後のアップデートではネックレスのようなデバイスからワイヤレス送電によってバッテリー不要にすることを目標としています。

また、アイトラッキングや通信モジュールといった機能拡張も積極的に行う予定とのことで、将来的には目の動きに合わせて仮想オブジェクトをフレキシブルに動かしたり、通信モジュールを搭載することで外部アクセサリとの連携したり、といったことも予定されています。

医療分野から商用化が開始

最初のアクションは視力障害者に向けた医療福祉分野への導入。
道路標識を認識しオブジェクトを拡大表示させる、といった補助的な使い方を想定。

消費者向けに導入する際は、駐車場での自分の車までのルートを表示したり、家のドアベルがなった際玄関の映像を投影したり、といった使い方が想定されています。
さらにセンシングや入出力を補助するアクセサリデバイスの展開も検討しており、商用化に向けアップデートに取り組んでいます。

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