手ぶらで買い物?キャッシュレスの次は「手のひら決済」

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手の甲

キャッシュレス決済の波が押し寄せている現代において、スマートフォンやクレジットカードの普及は高まっていますが、遂にスマートフォンやクレジットカードを必要としない「手のひら決済」という技術が開発されているのです。

手ぶらで買い物が実現できる世の中になっていくのでしょうか。今回は、ライフスタイルを変える鍵となる「手のひら決済」サービスについて解説します。

手のひら決済とは?

「手のひら決済」とは、タブレットの前に立ち、顔と手のひらを認証させるだけで決済が完了するシステムです。

モニター, 電子機器, 室内, 壁 が含まれている画像

自動的に生成された説明

これまでのキャッシュレス決済で必要としていた、スマートフォンやクレジットカード、電子マネーをレジで出す必要がなく、手ぶらで買い物ができるようになります。

手のひら決済の仕組みと経緯

手のひら決済は、KDDI総合研究所と日立製作所が共同開発を行っており、掌紋の画像認証技術と、PBI技術と呼ばれる生体情報から電子署名を自動生成する仕組みが採用されています。

これまで、生体認証を利用できるのはスマートフォンに搭載されている指紋センサーに限られており、取得した生体情報や秘密鍵を保護するためには相当のセキュリティ要素を高める必要がありました。

また、スマートフォンがオンラインで繋がっていることにより、なりすましやハッキングの被害も多く、決して安全と言えるものではありませんでした。

KDDI総合研究所と日立製作所が開発した手のひら決済の場合、電子署名で必要だった秘密鍵をカードやパスワードで管理することがなくなるので、ハッキングなどのリスクも回避できるだけではなく、使うたびに秘密鍵が変更されるので、情報漏えいのリスクも最小化できます。

手のひら決済システムの特徴

特殊な装置を店頭に置く必要もなく、タブレットがレジ代わりとなる手のひら決済システムは、4つのシステムによって構成されています。

掌紋画像の位置ずれ補正処理

手のひら決済では、掌紋画像は保存されないため、その都度認証する必要があります。手をかざした場所と生体認証する位置にズレが生じたときでも、位相限定相関法と呼ばれる仕組みを使うことで補正処理ができるのです。

掌紋画像の揺らぎ低減処理

手のひらをタブレットにかざしたときに、人それぞれ指の開き具合や動き、時間帯によっては店内の明るさも変わってきます。

そんな状況でも、本人認証時に手の開きや照明環境の違いを反映した複数種の画像を生成することで、本人と正しく判定する確率を高めました。

顔検索とマルチモーダル認証処理

1台のカメラだけで、顔や掌紋の情報を同時に取得できるマルチモーダル認証処理を開発したことにより、対象者の絞り込みを瞬時に行えるようになりました。

生体検知処理

汎用カメラを用いた生体認証では、どうしても本人の写真や動画によるなりすましを防げません。KDDI総合研究所と日立製作所が開発した手のひら決済の場合、ディープラーニングなどの機械学習を活用し、撮影画像の人物が本人であるのかを高確率で判断できるようになっています。

手のひら決済は店舗側と利用者にメリットがある

スマートフォンやクレジットカード、現金を使用しないことで、店舗側と利用するお客さんにもメリットがあるのです。

店舗側のメリット

手のひら決済を導入することで下記の画像のように、これまで店員が対応していた業務をタブレットが行ってくれます。

つまり、レジに配置する人員を確保する必要がなく、その他の業務に時間を避けられるようになるのです。

モニター, 室内, 壁, 上 が含まれている画像

自動的に生成された説明

また、クレジットカードやお釣りの受け渡しも無くなるので、1人あたりの決済スピードが早まり、混雑時もスムーズにお客さんを流すことが可能です。

手のひら決済では、クレジットカードやキャリア決済、口座引き落としに対応する予定なので、利用者が増えることで、店舗は売り上げがアップするだけではなく、人件費の削減にも繋がります。

利用者のメリット

手のひら決済を利用するユーザーの最大のメリットは、手ぶらで買い物ができることです。

財布やスマートフォンを自宅に忘れてしまった場合でも、手のひら決済に対応しているお店なら、自宅に戻ることなく買い物ができます。

同時に、財布から現金やカードを出す必要がなくなるので、急いでいるときもイライラせずに買い物ができるでしょう。

キャッシュレス決済の次の時代が訪れている

現在、スマートフォンやクレジットカードを利用したキャッシュレス決済の波が訪れていますが、すでに「手のひら決済」という次の波が押し寄せています。

近い将来、「手のひら決済」が本格的に導入されることで、ライフスタイルが一気に変わることが予想されます。

店舗側、利用者側にメリットがある決済システムであることに間違いありません。

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