超音波でマイクロプラスチックを回収する技術を信州大学が開発

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信州大学は、超音波を使ってマイクロプラスチックを回収する技術開発に成功しました。
近年の環境問題で特に注目されている、「マイクロプラスチック問題」を解決するための有効な手段の一つとして期待されています。

マイクロプラスチック問題

マイクロプラスチックとは、一般的に5mm以下の極小サイズのプラスチックの事です。
海洋生物が誤飲することで消化不全や化学物質による悪影響、最悪の場合、その生物が死に至ってしまう、といったことが危惧されています。

マイクロプラスチックを誤嚥した魚や蟹などの海産物を食べることで、私たちにも影響があるのではないか?という可能性も示唆されており、環境問題の一つとして、各国で対策が進められています。

Source:マイクロプラスチック 世界の動き | ウォータースタンド株式会社

信州大学が開発したマイクロプラスチック回収技術とは

マイクロプラスチックを回収する方法として、プランクトン採取用ネットを利用するのが一般的です。
この方法で回収する場合、プランクトン採取ネットはメッシュサイズが0.3mmのため、それよりも小さいマイクロプラスチックは回収できません。
メッシュサイズをさらに細かくすることもできますが、その場合目詰まりの問題が発生します。

マイクロプラスチックの発生源は身近にも多く、特に化学繊維を使った衣類を洗濯した際の排水にも多くのマイクロプラスチックが含まれています。

超音波でマイクロプラスチックを濃縮

信州大学の研究チームは、マイクロプラスチックが混濁した液体が流れるチューブに、超音波を当てることで「音響収束」という現象を発生させ、マイクロプラスチックを特定のチューブに誘導させることに成功しました。
これは、洗濯排水のマイクロプラスチック回収にフォーカスしています。

実験中の回収率は99%に達し、この仕組みを複数のレイヤー構造にすることでより多くのマイクロプラスチックの回収が期待できるとのこと。

今後は洗濯機からマイクロファイバーを回収する装置開発を目指すそうです。

Source:信州大学

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