ブロックチェーンとは?ビットコインとの関係や仕組みを優しく解説!

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ビットコイン

ブロックチェーンとは

2008年サトシ・ナカモトと名乗る人物(またはグループ)が論文を投稿したことから始まりました。
この論文では、P2Pを中心としたネットワーク技術に関するもので、金融機関を通さず電子通貨を使って個人間の取引きを可能にすることを目的としていました。
この構想をサトシ・ナカモトは「ビットコイン」名付け、
使われている技術は総称として「ブロックチェーン」と呼ばれるようになりました。

「ブロックチェーン」は今までの中央集権型と違い、データの改ざんや偽造にとても強いのが特徴で、データ自体が書き換えられたり、改ざんされた実績が今まで一度も無いことが評価され、
通貨取引きや契約情報など、偽造や改ざんが致命的となる情報のやり取りに応用できるとして期待されています。

ブロックチェーンの仕組み

今日、ネットワークを使ったサービスのほとんどは「中央集権型ネットワーク」と呼ばれる仕組みです。
例えばメール、
送り先の人に直接メールを送っているように見えますが、実はメールサーバーを経由して相手に届いてます。
GmailであればGoogleのサーバーを、OutlookであればMicrosoftのサーバーを介して送り先へメールのデータが届きます。

この場合、中央で管理されているサーバーがハッキングされてしまえばメールの内容の改変や宛先の変更など簡単にできてしまいます。
データの整合生はすべて中央にあるサーバーのセキュリティ環境に依存する事になります。

「ブロックチェーン」では、P2P(Pear to Pear)と呼ばれる個人間でデータのやり取りをするネットワークを利用しています。
P2Pは、2000年代に画期的な発明にも関わらず残念ながら違法コンテンツ共有の温床となってしまったファイル共有ソフト「Winny」に使われていた技術です。

データの改ざんと偽造を防ぐ

単なるP2Pネットワークだとデータの改ざんや偽造、盗聴は防げません。

ブロックチェーンではデータのやり取りを参加者達で管理、合意する「台帳管理」などと呼ばれる仕組みを取り入れています。
台帳とは参加者が所有するデータの履歴表のようなもので、データのやり取りが発生するたびに各々が所持するすべての台帳に書き込むというもの。

一つの台帳が改ざんされたり紛失しても、その他の台帳を見る事で、正しい記録が確認できます。

これによってデータの改ざんを防ぎ、整合性を保っています。

また、データ自体は公開鍵暗号方式で暗号化しているので、盗聴されたり、偽造されたりする心配もありません。

こういった技術によってブロックチェーンの安全性が担保されています。

本当に安全か?マウントゴックスとコインチェック事件の原因

データの信頼性が売りであるブロックチェーンですが、
ハッキングによって数百億円にも上る被害額が出る事件が世間を騒がせたこともあります。

2014年に起こったマウントゴックス事件

2014年に仮想通貨ビットコインの取引所であったマウントゴックス社が不正アクセスを受け、ビットコインの価格を不正に操作され、合わせて400億円以上もの被害額にもなった事件です。

※取引所とは株でいう東証やマザーズなどと一緒で、取引きを中間する役割を担います。

この事件は、悪意のあるハッカーが、マウントゴックス社のサーバーに不正アクセスし、ビットコインの取引額を意図的に操作することで、大量のビットコインを本来の価値をはるかに下回る金額で大量に手に入れました。

価格操作によるビットコインの流出に合わせ、信用不安によるビットコインの暴落の影響は大きく、その被害額は440億円にも上ると言われています。

2018年に起こったNEM流出事件が

2018年仮想通貨取引所のコインチェックは、個人が仮想通貨を管理するウォレット(インターネット上の財布のようなもの)を狙ったハッキング攻撃を受けました。
この攻撃による流出額は過去最大で、580億円にも登りました。

この攻撃は非常にシンプルで、
仮想通貨を管理する個人のウォレットを不正に操作し、犯人に宛てて不正送金を行います。

流出したNEMと呼ばれる仮想通貨は現在も犯人のウォレットにあり、現金への換金や他のウォレットへの送金はすべて監視されており、通貨としての使用には至っていないとのこと。

この事件の共通点とブロックチェーンの安全性

ここまで聞くと、ブロックチェーンのセキュリティはすでに崩壊しているように見えてしまいます。

しかし、どちらの事件にも共通点があるのです。
それは、「取引所」が狙われたこと。

この2つの事件では仮想通貨のデータそのものが改ざんされたり、偽造されたり、といったことは起こっておらず、ブロックチェーンの仕組みは正しく機能していました。

ハッカーたちは仮想通貨そのものでなく、取引するシステムに狙いをつけて攻撃しています。

現金で例えてみましょう。
偽札を作ったり、1万円を100万円に見せるといったことは、高度な技術が必要だったり、そもそも不可能に近かったりします。
仮想通貨も同じで、新しく偽造通貨を作ったり、通貨の価値を書き換えたりすることは仕組み上ほとんど不可能と言われています

しかし、通貨を「奪う」ことはずっと簡単です。
現金であれば、強盗をするだけです。(犯罪です。)
仮想通貨も同じ要領で、ハッカーたちは、他人が所有している仮想通貨を奪うことで、利益を得ようとしています。

以上を要約すると、ブロックチェーンの仕組みそのものはちゃんと機能しており、現在も安全である、と言えるでしょう。
しかし、ブロックチェーンを扱うためのシステムの安全性は全く別の話で、それぞれで対応が必要であり、セキュリティを高めるにはまだまだ努力が必要と考えます。

ブロックチェーンの応用

ブロックチェーンのメリットである、「改ざんと偽造を防ぎ、データの信頼性を担保」するその性質は様々なもへの応用が期待されています。

軍や政府の機密ネットワーク、フィンテック、自動運転技術、個人情報契約といったデータの信頼性が重要な分野においては特に力を発揮します。

これからの活用に期待されます。

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