人々は音声アシスタントを擬人化することで信用している?ウォータールー大学の研究

0
94

ウォータールー大学の最新の研究では、人々は音声アシスタントに年齢、容姿、性格といった特徴を与えることで擬人化しており、これにより音声アシスタントを信頼する傾向があることを発見。
さらに、より人間に近いリアルな音声アシスタントの方が信頼され、おおくの情報を共有する傾向であることも発見しました。

これは、各音声アシスタントを、企業が提供するサービス・テクノロジーよりも同種族の人間として、無意識に認識している。とも言えます。

研究内容

本研究は、男性10人、女性10人の合計20人にAlexa、Googleアシスタント、Siriと対話してもらい、それぞれの音声アシスタントがどのように見えるかをインタビューし、最後に各音声アシスタントのアバターを作成する、というもの。

それぞれの結果を調査したところ、被験者は以下のように音声アシスタントを認識していた。

Siri

ズル賢く、不誠実であり、身長が平均よりも高く、他の音声アシスタントに比べて若い。
メガネはあまりかけず、カジュアルでファッショナブルな服装(Vネック、タンクトップ、ハイヒール)か、ビジネスフォーマルなスタイルで、髪はブロンドか黒のストレートヘアである。

Alexa

誠実で思いやりがあり、中立的。平均よりもやや低い身長で、暗い色もしくは中間色のカジュアルあるいはビジネスカジュアルの服装をしている。
おおきなウェーブのかかった暗めのヘアスタイルである。

Googleアシスタント

高いプロ意識を持っており、技術文化に焦点を合わせた服装(パーカーなど)か、ビジネスフォーマルのどちらかを着用している。明るく、長く、真っ直ぐなヘアスタイルである。

人間とテクノロジーの関わり方

ウォータールー大学の数学部博士課程候補者であるアナスタシア・クズミニクは
”こうした認識には多くのバイアスが含まれています。
音声アシスタントがどのように認識されるかは、エージェントがどのように受け入れられ、人々がエージェントと対話するかに影響します。どれだけの人がそれを信頼しているのか、どれだけの人がそれと話しているのか、そして人々がそれと話す方法についても考える必要がある。”
と述べています。

テクノロジーの急速な発展に対する、人間の反応は大きく、最近ではAIによる職業減少などが大きな話題となっています。今後も様々なテクノロジーが生まれることは必然ですが、便利な反面、人間の生活や働き方、アイデンティティまでもがテクノロジーに代替されてしまうことも予想されます。
そうしたとき、「人間のテクノロジーに対する認識や感情」というのは今後重要な企業課題となるのではないでしょうか。

Source:https://uwaterloo.ca/news/news/people-too-trusting-virtual-assistants

返事を書く

Please enter your comment!
お名前はこちら