Society 5.0とは何?事例と合わせて説明

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内閣府が提唱した「Society 5.0」は、AIや5Gといった急速に発展しているテクノロジーを駆使した、超スマート社会の実現のためのキーワード。
では、「Society5.0」で実際にどんなテクノロジーが使われ、どのような社会を目指しているのでしょうか?

Society5.0とは?

科学技術の施策「科学技術基本計画」において平成28年1月22日に5期目(平成8年が1)が策定された際、その中で未来の産業創造と社会変革に向けた新たな価値創出の取組として提唱されたのがSociety5.0(超スマート社会)です。

狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、
AI、5G、ロボティクスといった様々なテクノロジーを活用し社会的課題の解決や経済発展によってSociety5.0(超スマート社会)を目指します。

わかりやすく説明すると、
「AIやロボティクスといった最新テクノロジーの活用、普及によって、社会的課題を解決している未来予想図を政府が作ったよー」
というとすこし乱暴でしょうか。

実際には多方でのテクノロジー活用を想定しています。
詳しくは:Society 5.0 – 科学技術政策 – 内閣府

実際はどんな社会になる?

「Society5.0」では社会的課題の解決や、経済成長の効果が目指されていますが、実際どんな社会になるのでしょうか。

スマート農業

多くの農業が抱える問題はやはり労働力不足です。
若者の農業離れと高齢化が主な原因として考えられており、農家の平均年齢は70歳前後とも言われています。

土を耕してから収穫するまでの間、ほとんどの作業を高齢者が行うのは身体的負担がとても大きく、怪我や病気によって働けなくなる可能性も高いことから、少し前から大きな問題として注目されていました。

Society5.0では、テクノロジーを駆使して農業をオートメーション化する「スマート農業」を目指します。

現在でも
・ドローンを使った農薬・肥料の散布や害獣対策
FLIGHTS-AG(フライトAG)|高性能・低価格の農薬散布ドローン
・無人トラクターによる種まきや収穫
クボタスマート農業ビレッジ|株式会社クボタ
・タブレットによる作物や環境のモニター
アグリノート | GAPにも使える営農支援ツール 農業は記憶から記録へ
e-kakashi

このようにオートメーション化のためのテクノロジーはすでに登場しており、
高齢者でも扱えるユーザビリティの向上や導入コストなどが普及がポイントとなっています。

渋滞のない交通網

自動車の渋滞による社会的、経済的損失って実はとても大きいんです。

渋滞による損失
・53億時間/年(1人あたり約42時間)
・必要エネルギー約2.5倍、Co2排出量2倍
・経済損失約12兆円/年(1人あたり10万)
Source:1/2

机上の数字とはいえ、馬鹿にならないです。

ここで重要になるのが自動運転技術とIoTです。
オンライン化された自動運転自動車と信号機が同期することで、最適な走行ルート、信号操作が可能になります。
これにより、渋滞が限りなく少ない交通網の実現を目指します。

このシステムの構築には安全面に関する技術的課題が多く、法整整備なども含め実現にはまだまだ時間がかかることが予想されます。

ドローン配達

コンピューターによって自律して動作するものは自動車だけではありません。
ドローンの自立飛行も注目されているテクノロジーの一つです。

日本の大手物流会社ヤマトHDとベルヘリコプター社では、すでに実用化に向けた実験が行われています。
関連記事:実現間近!?完全自律運転するドローン

個人荷物の配達はもちろんですが、緊急性の高い輸血用血液の運搬や、空路を使った被災地への迅速な物資運搬、過疎地への物的インフラの確立など、実現した時のメリットはとても大きいものとなります。

Society5.0は実現するのか?

Society5.0は現実離れした妄想ではなく、十分に実現可能な内容だと考えます。
しかし、様々な課題があるのも事実です。

・技術的:システムやプロセスに技術的課題が残っている(自動運転など)
・人的:サービス提供者が少ない、あるいは全くいない
・費用的:導入コストが高すぎる、採算が取れない

こうした課題を政府だけで解決することはほぼ不可能です。
関係各者の協力、連携がSociety5.0実現には不可欠でしょう。

Source:https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html

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