5Gの次に来る「6G」とは?生活はどう変わる?

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米国や中国では既に計画が始まっている「6G」ですが、ついに日本でもNTTDoCoMoが6Gに関するコンセプトを発表しました。
日本では5Gのサービスすら始まってもいないのに、その次である「6G」とは一体どんなものでしょうか?
また、6Gが普及した未来では、私たちの生活はどのように変わっているのでしょうか?

目次

6Gの前に5Gをおさらい

現在携帯電話で使っている通信技術は4G回線です。
GはGeneration(世代)、数字はバージョンを表しており、私たちが使っている4Gは第4世代目の通信技術となるわけです。

2020年に各社からサービスが開始される5Gは、4Gの後継であり、通信の性能をアップデートした新世代の通信技術で、「高速・大容量化」「低遅延化」「多接続化」が特徴です。

関連記事:5Gとは?なにができる?いつから使える?5Gを徹底解説
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6Gとは

6Gとは、5Gをさらにアップデートした通信技術で、アメリカ、中国、フィンランド、韓国など、他国でも既に計画が開始されています。
各国のサービス提供は2030年が予定されていますが、これは今までの通信技術が10年ごとにアップデートされてきた背景のためです。

しかし、計画といっても現時点では国際的な性能要件は決められておらず、「6Gが登場した未来では私たちの生活はこう変わる」といったコンセプトにとどまっています。

日本でもNTTDoCoMoが1月22日に2030年の6Gのコンセプト資料(ホワイトペーパー)を発表しました。
NTTDoCoMoは通信環境の構築に関して、キャリアの中でかなり前のめりで取り組んでおり、4Gや5Gの構築でもキャリアの中で先駆者として活躍していました。
6Gに関しても各キャリアがNTTDoCoMoの動きに合わせて導入を進めることが予想されます。

NTTDoCoMoが描く、6Gが普及した未来

2020年1月22日NTT DoCoMoは6Gに関する技術コンセプトを発表しました。
コンセプトの主な内容は6つの技術要件とユースケースで、5Gの3つの技術用件「大容量・高速化」「低遅延」「多接続」のアップデートも含まれています。
一つ一つの技術要件とそれが実現した時、どのような未来になるか見ていきましょう。

Image:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2020/01/22_00.html

1、超高速・大容量通信:通信速度は5Gの5倍

5Gの5倍にあたる、最大100Gbpsの超高速・大容量通信を目指します。
これは、映画1本約0.2秒でダウンロードし、iPhone(128GB)の全てのデータを10秒で転送できる計算です。

この「超高速・大容量通信」が可能になることで、
8K超高画質のAR・VR映像、といったリッチコンテンツがリアルタイムで配信できたり、
ゲームアプリは一瞬でダウンロード、ギガ不足といった通信制限がなくなることは間違い無いでしょう。

他にもIoT化によるデバイスの普及など、通信トラフィック増加は5G時代から急速に増えることは必然で、6G時代では帯域を大幅に確保することで、こうしたトラフィック増加に対応します。

2、超低遅延:ラグなし!リアルタイムで通信

E2E(エンドトゥーエンド)での1ms以下の常時超低遅延
1msは5Gの要求条件と同じですが、これをE2Eで、さらに常時低遅延を実現しようというものです。

低遅延化では0.1秒の遅延が生死を左右する自動運転自動車の遠隔制御や、
リアルタイムのフィードバックが可能な触覚伝送、それによる遠隔医療など、新しいサービスの実現に大きく貢献します。

現在盛り上がりを見せているeスポーツでも、対戦時のラグがなくなることで競技性の向上につながります。

3、超カバレッジ拡大:海でも空でも、宇宙でも通信可能に

6Gでは地上のカバー率100%に加え、空、海、宇宙など、あらゆる場所で通信を可能にした「超カバレッジ拡大」を目指します。
地上、海、空、どこでも接続でき、圏外がなくなることで、新しいビジネスの創出や行政サービスの誕生に貢献します。

例えば海上でインターネットが使えるようになれば、船舶のIoT化によって、地上から1人で何隻も操縦したり、といったことも可能になるかもしれません。
また、常に通信ができる環境によって海上での遭難事故は間違い無く減るでしょう。

飛行機でインターネットが使えることも嬉しいポイントです。

4、超高信頼通信:99.99%通信が途切れない回線

現在私たちが使っている4Gはベストエフォートと呼ばれ回線品質です。
これは、通信速度に対して最大限の努力はするが、回線混雑時などには速度が低下したり、繋がりにくくなってしまいます。

近年、インターネットを使ったサービスやプロダクトは増え続けており、安定して接続できるインターネット回線その重要性は増すばかりです。
例えば、自動運転や遠隔医療の実現にはベストエフォート型の通信では対応が難しく、こうしたシステムにも対応できる品質保証型の6G回線が強く要求されることが予想されます。

5、超低消費電力・低コスト化:全てのデバイスをワイヤレスで充電

IoT化によってあらゆるデバイスがインターネットにつながった6G時代に求められる技術が、デバイスの超低消費電力化とワイヤレス充電です。
近年、こうした技術の開発や研究は活発に行われており、ワイヤレス充電では数メートル離れていても充電可能なシステムが実用化されています。
Source:https://info.ossia.com/wireless-charging-playbook

超低消費電力・低コスト化が実現した6G時代では、あらゆるデバイスはバッテリーが不要になり、6Gの電波によって給電されるようになるかもしれません。

6、超多接続&センシング

IoT化にともなってインターネットに繋がるデバイスは文字通り急増することが予想されます。
スマートホンやPCといった、パーソナルデバイスだけでなく、街の防犯カメラや電光掲示板、信号機といった、いままでオフラインだったデバイスがオンライン化し、様々なデバイスがセンサーとなります。

6Gではこうしたオンラインデバイスの増加に対応するため、4Gの100倍、5Gの10倍である1000万デバイス/1k㎡を目指します。

街の防犯カメラのデータが全て繋がる超監視社会も、現実になるかもしれません。

筆者の予想

NTTDoCoMoが発表した6Gのコンセプトが実現した時、5Gで期待されていた「渋滞のない交通網」「遠隔医療」「ドローンによる配達」といったことが本当に実現されていることが期待できます。

関連記事:5Gで何が変わる?5Gの登場で身の回りのものはこう変わる!

筆者が今回のコンセプトで注目しているのが、海や空でも6Gが使える「カバレッジ拡張」です。
これによって飛行機や船舶の自動運転が可能になり、貨物運搬や移動にかかるコストが大幅に減らしたり、漁業のオートメーション化に大きく貢献することが期待できます。

6G導入の予定は10年後です。
その間に5Gによって私たちの生活は徐々に変化していくことが考えられます。
いまでは現実離れしたアイデアでも、気づいた時には実現しているかもしれません。

Source:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2020/01/22_00.html

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