チンパンジーと仲良くなるには一緒に映画を見るといいかも?最新研究

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一緒に音楽を聴いたり、一緒にデートしたり、一緒にスポーツをしたりと、人は誰かと仲良くなるために様々な活動を行います。活動の動機や効果は心理学という学問で研究され、現代においてビジネスや恋愛などで効果的に活用されています。有名なもので単純接触効果(ザイアンス効果)があげられます。これは、人は人や音楽や図形などいろいろな情報に繰り返し接触することで、今まで無関心だったものがだんだん好きになったり、興味が出てくるというもの。

人間と近いチンパンジーなどの類人猿にも心理学使えるんじゃない?といった仮説をもとに、チンパンジーとボノボと一緒に映画を見て仲良くなろう!という研究があったのでご紹介します。

アイトラッキングを使った研究の内容とは?

この実験では17匹のチンパンジーと7匹のボノボを対象にしており、ガラス1枚で隔てられた別々の部屋でヒトと一緒に1分間の映像を見るというもの(同じモニター)。実験にはヒトと一緒に映像を見るグループと、被験体(チンパンジーあるいはボノボ)だけが映像を見るグループに分けられており、映像を映すモニターの下に搭載された眼球の動きを読み取るアイトラッキングセンサーで被験体が映像を見ているかを確認しています。そして動画見終えた後はヒトと被験体は同じ空間に写り、どのような行動をするのか?という内容です。

出典:https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2019.0488#d3e1184

一緒にいる時間が増えた!!研究結果

映像を見終えたヒトと被験体の両グループを比べたところ、一緒に映像を見たグループの方が、そうでないグループに比べ平均で7秒ほど同じ空間でより多くの時間を過ごしたとのこと。また、一緒に映像を見たグループの方が同じ映像を見たガラス越しのヒトに近づくことに、とても意欲的になったとか。

研究者たちはこの実験のような類人猿同士の関係の強化について、まだまだ研究が必要であり、本実験で類人猿の生体の一部が明らになったというものではないと言及しています。

人間と同じようにチンパンジーやボノボたちも、共有体験することで共有した相手と仲良くなる可能性があることが確認され、これは人間でいう心理学のようなものが適応できるのではないでしょうか?もし、人間と動物のより深いコミュニケーションが実現するといいですね。

研究論文: https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2019.0488#d3e1184

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