電気を使わず海水を淡水に変える技術、モナッシュ大学の研究

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現在世界では安全で清潔な水を手に入れることが困難な人が約8億4400万にのぼり、ユニセフの2017年の統計では世界全体で死亡した新生児260万人のうち、100万人が感染症などの症状で亡くなっている。これは清潔な水があれば防げた事例がかなり多かったとのこと。

また、安全な水を供給するためには浄水設備・配水インフラなど様々な設備投資が必要であるため、貧困や過疎化が著しい地域では十分な水を手に入れることは大変難しいのが現状です。「水不足問題」は世界的に多くの注目を集めていて、日本でも国土交通省から世界の水資源問題と今後の水不足の予測が公表されています。

こういった水不足問題に対応するため、企業や研究機関による安全な水を生成する技術の様々な研究が活発に行われています。今回はその中の一つであるモナッシュ大学の研究をご紹介します。

海水から淡水を作る技術
副産物として塩も作ります!

モナッシュ大学が開発した淡水生成器(仮名)はなんと電源いらず。
太陽光の光をあてるだけで淡水を生成します。さらに副産物としても生成。

水と結びつきやすい超親水性のフィルター紙をカーボンナノチューブでコーティングしたディスク状の生成機は一度海水を吸収し、吸収した海水を太陽光によって蒸発させ、その蒸発した水を集めることで淡水を作ります。

Movie:NONASH University

実用化にむけ研究チームは引き続き研究を続け、水不足問題だけでなく産業排水にも応用することを考えているそうです。

「水の安全保障は世界が近々で直面する最大の課題である」
「この研究が、何百万人もの人々に清潔で安全な水を提供し、廃棄物の環境への影響を明らかにし、廃棄物から資源を回収するエネルギー受動的な方法のさらなる研究の出発点になることを願っています。」
と開発チームリーダーのチャン教授は語りました。

Source:NONASH University

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