
壁の向こうに存在する物体を検知して可視化する、メタルギアソリッドやミッションインポッシブルなどスパイ映画に出てきそうな技術がスタンフォード大学から発表されました。非視線方向イメージング法というこの技術は、照射したレーザーパルス(超高速点滅するレーザー)が対象物近くの壁に当たり、光散乱が起こる。その散乱光が対象物に当たり、さらに光散乱が発生。対象物の散乱光が当たった壁をカメラで検出することで、可視化が可能になるという仕組みです。
1、レーザーパルスを照射 2、壁から対象物へ 3、対象物の散乱光をカメラで検出
【ギャラリー】様々なオブジェクトの検知が可能!
ミラーボール
自転車
龍の置物
4FPS出力ですが動きの検出も可能です。レスポンスの速さに注目です
新たなセンシング技術として、応用が期待されます。
本研究は運転の際、死角や曲がり角の先にいる人物の検知といった自動車のセンサーとしての技術応用や、医療現場におい既存の検査装置では検出できなかった領域の検査などにも応用が可能です。それは今までになかったセンシング技術であり、ロボット工学や自動車業界の期待は期待はとても高いでしょう。
画像参照・論文:http://www.computationalimaging.org/publications/nlos-fk/